今日の肌を保つために

美肌のための美容情報をまとめていきまーす

なぜ茶のしずく事件は起きたのか①

茶のしずくによる小麦アレルギーの表向きの原因物質は「加水分解コムギタンパク」という成分です。

加水分解コムギタンパクは「小麦」から抽出されるタンパク質をさらに分解した成分で、独特の粘性があるため、保湿成分や増粘剤としてさまざまな化粧品に配合されています。
本来小麦アレルギーの原因となるのは、この分解物の前の段階のタンパク質であり、それを細かく分解した分解物は体内に入ってもアレルゲンとして認識されないため、小麦ア
レルギーを発症する可能性はかなり小さいはずでした。

しかも、加水分解コムギタンパクは分解物とはいえ、分子量は数百単位ではありません。余裕で1000以上の分子量になるかなり巨大な分子です。

このような大きな分子に皮膚を透過する性質は本来あるはずがなく、いかにアレルゲン物質を含んでいたとしても、皮膚からこのような成分が体内に取り入れられることは、普通考えられませんでした。

強ければいいというわけではない

ところで、紫外線が皮膚にそれほど悪いのならば、SPF値は高ければ高いほどよいだろうと考える人もいるでしょう。

しかし実際には、そう単純なものでもありません。

それは、日焼け止め化粧品はどうしても多少は肌に負担をかけるものだからです。

UVAをカットする力PA値は、紫外線A波(UVA)をカットする力を示します。

SPF値のように数値で明確に表されずに、十から+++の3段階で表示されます。

+はやや効果がある、++は効果がある、+++は非常に効果がある、という意味

シミができてしまったら

では、もうできてしまったシミに対してはどうすればいいのでしょうか。

スキンケア用品の中にもシミを失くす効果があるものはありますが、肌の不覚にできた場合は除去できません。

こういった場合は美容クリニックの力を借りるのがいいでしょう。

クリニックは専門と言うだけあって方法は様々です。

相談に行けば症状に最も合った方法を選んでくれるのもうれしいポイントです。

レーザーを使った治療が比較的簡単で効果も高いようです。

肌トラブルに関しては一人で悩まずに相談する事も重要です。

念のために

いったいSPFいくつの日焼け止め化粧品を使えぱ、1時間屋外でスポーツをするときにシミをつくらずにすむのかが、わからなくなってしまいます。

その答えは、残念ながら、実はどこにもありません。

肌細胞の中に発生する微細な「シミ予備軍」までは、現実問題として測定できるものではないからです。

そこで、あくまでも目安として、日焼け止め化粧品にはSPF値が表示されているのです。

そうなると、シミをつくらないためには、念のためにやや高めの数値を選ぶほうが安全と、みなさん考えることでしょう。

そのとおりで、たとえば、日常生活の場合、ほとんどの人が外で日に当たる時間は1日あたり1時間以下です。

SPF1=20分であれば、1時間の外出にはSPF3ということになりますが、シミ予防の観点からはやはりちょっと不安ですので、念のためSPF20くらいを使うほうが無難であるとされています。

サンバーンと紫外線の蓄積

屋外スポーツを1時間する際には、20分の3倍ですから、SPF3の日焼け止め化粧品を塗っておけばシミはできず、シワへの心配もないのでしょうか。

残念ながら、そういうわけでもありません。

ここで大事なことは、SPFというのは「サンバーン」つまり「肌が赤くなる」までの時間について測定された数値だということです。

肌にシミができるまでの時間ではないのです。実際にはサンバーンを起こすほどの日焼けをしなくても、シミはできます。

毎日の通勤のときに浴びる日差しも、紫外線貯金を進め、シミの原因になります。

ほんのわずかな紫外線でも、少しずつ皮膚の中で細胞に変化を与え、シミをつくりあげていきます。

日焼けと日焼け止めの知識

シミ予防の第一歩はやはり「日焼け止め」です。

最近では、実にさまざまな日焼け止め化粧品が出回っていますが、選ぶ前にまずは日焼け止め化粧品に書かれている表示「SPF」と「PA」について知っておきましょう。

SPF値」は、紫外線B波をカットする力を示します。

なにも塗らない状態と比べて、サンバーンが始まるまでの時間を何倍に延ばすことができるか、という目安です。

たとえば、SPF2は、約2倍に延ばすことができるという意味です。

通常、成人が夏の日差しの下にいた場合、サンバーンを起こす程度の紫外線を浴びるのには約20分かかるといわれます。

そこでSPF2の日焼け止め化粧品を塗っておくと、サンバーンを起こすまでの時間を20分の2倍、約40分に延ばすことができるというわけです。